桃の栄養素|不老長寿の果物「もも」

ももは、老若男女問わず、古くから親しまれてきた果物です。その歴史は古く、中国で2500年くらい前から栽培されていたのが原産といわれています。当時は今私たちが見る「もも」とはだいぶ異なり、ももは、アーモンドに近い種で、ももの野生種はアーモンドのようなものだったのではないか、と考えられています。中国では「不老長寿の仙果」と言われ、生薬としても親しまれてきました。ももはその後、シルクロードから古代ギリシア、ヨーロッパ一帯へ広がりました。

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日本には、朝鮮半島を経由し、伝わってきたとされています。弥生時代から食べられてきたと考えられています。しかし、本格的に栽培されるようになってきたのは、明治時代に入ってからではないか、といわれています。その後は、日本各地でさまざまな品種が生まれました。主な産地としては、山梨、福島、長野、岡山です。岡山では、特に「岡山白桃」が有名です。他品種としては、黄桃、白鳳などがあります。桃は、その果汁たっぷりの食感、口の中でとろける果肉が人気の理由ですが、健康効果も素晴らしいものです。食物繊維、カリウムの他に、ポリフェノールの一種であるカテキンも多く含まれています。これらは、がん予防やアンチエイジングの効果も期待されています。特に、ネクタリンや黄肉桃のような黄色い桃には、がん予防に効くとされるカロテンのうち、ゼアキサンチン、βークリプトキサンチン、ルテイン、リコペン、βーカロテン、αーカロテンなど現在医学で注目度の高い成分も含まれており、更なる効果が注目されています。

momo (2)また、桃のカリウムの含有量は、果物の中では、スイカの1,5倍ともいわれています。そして、ももの良い匂いをさせている香り成分「クマリン」は、抗酸化作用、抗菌や抗血液凝固作用があり、静脈やリンパの流れをスムーズにして、老廃物の排出を促す働きがあります。この「クマリン」とカリウムの働きで、体に溜まってしまった余分な水分や老廃物を体の外に出し、デトックス、むくみ解消効果が期待できます。そして忘れてはいけないのが、食物繊維の豊富さです。果物の中では、食物繊維の多いものとして位置づけられおり、100グラム中1.3グラムとバナナより多いのです。1,3グラム中0,6グラムは、善玉菌を活性化さる整腸作用や、便の硬さを調節し排泄しやすくする水溶性食物繊維「ペクチン」なのです。食物繊維のうち、不溶性食物繊維は、野菜などに主に多く含まれます。水溶性食物繊維は、含有率が低いため、なかなか普段の食生活で取りにくいのですが、便秘解消や、腸内環境の改善の為には意識して取りたいものです。理想的には不溶性:水溶性が2対1といわれていますので、桃はこの水溶性食物繊維を摂取するのには、とてもよい食べ物と言えるでしょう。さらに驚く方も多いと思いますが、なんと、桃の葉は、肌荒れを抑える効果があるとして、昔から利用されています。このように、栄養価に優れているももですが、食べ方としては、例えば、ジュースにして飲むと、便秘解消には一番良いといいます。ももとヨーグルトも、便秘には良いですね。また、桃の種をホワイトリカーに漬け込んで毎日飲むと、肩こりの解消や、美肌効果が期待できます。ももは、皮と実の間にとても栄養がある成分が豊富なので、皮は厚くむきすぎないように注意してたべてくださいね。

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